第2回シルキーデンチャー講習会のご報告
5月に石塚先生による『第2回シルキーデンチャー講習会』を開催いたしました。
そのご報告をいたします。
日本での実績の少なさから、情報が混乱し判断が難しいことも多いノンクラスプデンチャーですが、今回は、すでにノンクラスプデンチャーを治療に取り入れていらっしゃる先生と今後導入を希望されている先生方にご参加いただきました。
今回は新潟や茨城の遠方からのご参加や、先生のみならず、スタッフの方と一緒にご参加される歯科医院様もいらしていて、診療に対する熱心な姿勢を改めて肌身で感じる体験をさせていただきました。
第2回目ということもあり、和やかな雰囲気の中シルキーデンチャー(ノンクラスプデンチャー)の講習がスタートしました。
「座って話を聴くだけ」という聴講型のセミナーとは違い、実習や実験を多く取り入れた「臨床に即・お役立ち!」の内容となっておりました。
↑ 印象採取の実習風景
アルジネイトによる気泡が入らない印象採取の実習やOリングテストを交えての、個々の患者さんに合った理想的な床縁の設定の実習などを実施し、すでに、ノンクラスプデンチャーを治療に取り入れていらっしゃる先生方が日々抱えていらっしゃる疑問や問題を具体的に『見て、聴いて、やってみる』ことで解決していただき、翌日の診療からすぐに役立てていただこうというのが今回のセミナーのコンセプトでした。
↑ O(オー)リングテスト(を交えての床縁設定の実習
後日、参加者の先生や技工士さんからも『今回の研修よかったよ~』のお声を頂き、改めて御礼を申し上げます!
シルキーデンチャー
毎回セミナーを開催して思うことは、『先生方は普段こんな疑問をもたれていて、いろいろな工夫をされているのだなぁ・・・』と本当に”気づき”の連発です。技工サイドからは見えないことも知る機会になります。そんな気づきと日々前進し患者様により良いものを提供する努力をされている先生や技工士さんの方々に感謝の気持ちを込めて、今回のご報告とさせていただきます。
『ナノジルコニアのベルザ』